漏電の原因はどう調べる?危険な症状の見分け方と安全な確認手順・業者へ依頼する目安を解説

2026/08/06

漏電の原因はどう調べる?危険な症状の見分け方と安全な確認手順・業者へ依頼する目安を解説

漏電ブレーカーが突然落ちた場合、まず何をすればよいのでしょうか。

家電の故障だけでなく、傷んだ電源コードや雨で濡れた配線など、漏電が起こる原因はいくつもあります。

分電盤を確認すれば原因を絞れることもありますが、煙や火花、焦げたにおいがあるときは、無理に触れてはいけません。

この記事では、漏電を疑うサインや主な原因、自宅で確認できる範囲をわかりやすく解説していきます。

漏電とは?原因を調べる前に知っておきたいこと

漏電が起こる仕組み

家庭の電気は、決められた配線や家電の内部を通り、電源へ戻るように設計されています。

電線の周囲は、電気を外へ逃がさない「絶縁体」と呼ばれる素材で覆われており、正常な状態であれば人や建物へ電流が流れることはありません。

ところが、コードの破損や配線の経年劣化、水濡れなどによって絶縁性能が低下すると、本来とは異なる経路へ電気が漏れ出すことがあります。

漏れた電流は、家電の金属部分や湿った壁、地面などを伝わる可能性があり、人が触れれば感電につながりかねません。

アースは、漏れた電気を地面へ逃がして感電のリスクを抑える設備ですが、漏電そのものを直す機能ではないため、異常が疑われる場合は原因の点検が必要です。

目に見える火花や破損がなくても内部で絶縁不良が起きているケースがあるため、ブレーカーの作動や家電の違和感を軽視しないことが大切です。

漏電ブレーカーが落ちる理由

分電盤に設置されている漏電ブレーカーは、住宅内を流れる電気に不自然な漏れがないかを監視しています。

通常は、回路へ送り出された電流と戻ってくる電流がほぼ同じになりますが、途中で電気が外へ漏れると両者に差が生じます。

漏電ブレーカーはこの差を検知し、一定の基準を超えた段階で電気を遮断することで、感電や火災につながる危険を抑えます。

突然ブレーカーが落ちると故障のように感じますが、正常に安全機能が作動している可能性もあるため、何度も無理に入れ直すのは避けてください。

なお、住宅全体の電気使用量が多いときに落ちるアンペアブレーカーや、一つの回路に負荷が集中したときに落ちる安全ブレーカーとは、作動する理由が異なります。

漏電ブレーカーを入れてもすぐに落ちる場合は、回路や家電に異常が残っている可能性があるほか、ブレーカー自体の不良も考えられるため、通電を繰り返さず電気工事業者へ相談するのが安全です。

漏電を放置する危険性

電気が漏れている状態をそのままにすると、感電だけでなく、発熱や発火による火災へ発展するおそれがあります。

とくに水分や湿気の多い場所では電気が流れやすくなり、濡れた家電やコンセントへ触れた際の危険性が高まります。

電線の被覆が傷んだ部分や接続不良の箇所で電流が流れ続けると、周囲の部材が熱を持ち、壁の内部など見えない場所で被害が広がる可能性も否定できません。

漏電ブレーカーが作動して一度停電したあと、原因を確認せずに何度も復旧させると、異常のある回路へ再び電気を流すことになります。

家電に触れたときの刺激や焦げたようなにおい、煙、火花がある場合は、分電盤やプラグを無理に操作せず、安全な場所へ離れて専門業者へ連絡してください。

症状が一時的に収まっても、絶縁不良や水濡れが自然に解消したとは限らないため、原因を特定して必要な修理や交換を行うことが事故の予防につながります。

漏電を疑う3つのサイン

漏電ブレーカーが何度も落ちる

一度復旧しても繰り返し電気が止まる場合は、家電や配線から電流が漏れている可能性があります。

漏電ブレーカーは、回路へ送り出した電流と戻ってくる電流の差を検知し、異常があると住宅全体の電気を遮断します。

特定の家電を使った直後や、雨が降っているときだけ落ちる場合は、原因を絞り込む手がかりになるため、発生した時間や使用中の機器を記録しておきましょう。

ただし、ブレーカーを何度も入れ直すと、異常のある回路へ通電を繰り返すことになり、感電や発熱のリスクが高まります。

家電のプラグを抜いてもすぐに落ちるときは、壁の中の配線や直接接続された電気設備に問題がある可能性があるため、操作を中止して電気工事業者へ連絡してください。

家電に触れるとピリッとする

電化製品の金属部分に触れたときに刺激を感じる状態は、正常とはいえません。

内部の配線や部品の絶縁が低下すると、外側の金属部分へ電気が漏れ、人の体を通って地面へ流れることがあります。

とくに洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなど、水分の近くで使う家電や金属製の外装を持つ機器では注意が必要です。

刺激が弱くても安全とは限らないため、原因を確かめようとして何度も触れたり、濡れた手でプラグを抜いたりしてはいけません。

安全に操作できる状況であれば使用を停止し、対象の家電には触れず、メーカーや電気工事業者へ点検を依頼することが大切です。

コンセント付近から焦げ臭がする

焦げたようなにおいに気づいた場合は、漏電だけでなく、接触不良や断線による異常発熱も考えられます。

プラグが奥まで差し込まれていなかったり、コンセント内部が劣化していたりすると、接続部分に熱が集中し、変色や発火につながることがあります。

プラグの周辺にたまったホコリが湿気を含み、電気の通り道ができるトラッキング現象も、火災を招く原因の一つです。

においの発生箇所を探すために顔を近づけたり、熱を持ったプラグをすぐに抜いたりすると、やけどや感電のおそれがあります。

焦げ、変色、異常な発熱、煙などが見られる場合は使用を中止し、安全に操作できる場合のみ該当回路のブレーカーを切って、早めに専門業者へ相談してください。

漏電が起こる主な4つの原因

家電が故障している

長く使用している家電や強い衝撃を受けた機器では、内部の配線や部品が傷み、電気が外へ漏れることがあります。

とくに洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、エアコンなどは使用時間が長く、水分や湿気の影響も受けやすいため注意が必要です。

電源を入れた直後に漏電ブレーカーが落ちる、動作中に異音や焦げ臭がする、金属部分に触れると刺激を感じるといった症状は、故障を疑う手がかりになります。

外見に異常がなくても内部で絶縁不良が起きている場合があるため、分解して確認したり、何度も電源を入れたりしないでください。

原因と思われる家電が分かったら使用を中止し、メーカーや修理業者へ点検を依頼することが安全です。

雨漏りで配線が濡れている

屋根や外壁から入り込んだ雨水が電気配線やコンセントへ触れると、電気が本来とは異なる経路へ流れやすくなります。

晴れた日には問題がなく、雨の日やその翌日だけ漏電ブレーカーが落ちる場合は、水分の侵入が関係している可能性があります。

天井の染み、壁紙の浮き、コンセント周辺の湿りなどが見られても、濡れた部分や電気設備には直接触れないでください。

表面が乾いても、壁や天井の内部に水分が残り、通電した際に再び異常が起こることがあります。

電気設備の点検に加えて雨漏りの修理も必要になるため、漏電が起きた時期や天候を記録し、電気工事業者へ状況を伝えると原因を調べやすくなります。

屋内配線が劣化している

壁や天井の中にある電線も、長期間の使用や熱、湿気などの影響によって絶縁性能が低下することがあります。

築年数が経過した住宅では、配線の被覆が硬くなったり、接続部分が緩んだりして、漏電や異常発熱が起こる可能性があります。

害獣が電線をかじる、過去の工事箇所が傷んでいるといった原因もあり、室内から目視するだけでは異常を発見できません。

家電のプラグをすべて外しても漏電ブレーカーが落ちる場合は、固定された照明設備や屋内配線に問題が残っていることも考えられます。

壁を開けたり配線へ直接触れたりする作業には専門資格と測定器が必要なため、自分で修理せず、電気工事業者による調査を受けてください。

漏電の原因を安全に調べる方法

分電盤を触る前に安全を確認する

原因を絞り込む作業は、煙や火花などの異常がなく、安全に分電盤を操作できる場合に限って行います。

焦げ臭や異常な発熱がある状態で通電を繰り返すと、感電や火災につながるおそれがあります。

少しでも危険を感じた場合は自分で確認を続けず、電気工事業者へ連絡してください。

濡れた手では触らない

手や床が濡れていると電気が体を通りやすくなるため、分電盤や家電のプラグには触れないでください。

洗面所や台所で水を使った直後は手を十分に乾かし、足元にも水分がないか確認します。

雨漏りや浸水によって分電盤の周辺が濡れている場合は、乾いた布で拭こうとせず、その場所から離れましょう。

ゴム手袋を着けていても安全が保証されるわけではないため、濡れた電気設備を自分で操作するのは避ける必要があります。

水濡れが疑われるときは、電気工事業者に状況を伝え、点検を依頼するのが安全です。

焦げ臭がする場合は操作しない

分電盤やコンセントの周辺から焦げたようなにおいがする場合は、内部で発熱や焼損が起きている可能性があります。

原因を確認するためにカバーを開けたり、においのする部分へ顔や手を近づけたりしてはいけません。

煙や火花、変色が見られるときは、ブレーカーやプラグにも無理に触れず、安全な場所へ移動してください。

火災のおそれがある場合は消防へ連絡し、異常が落ち着いている場合も電気工事業者による点検を受けましょう。

焦げ臭が一時的に消えても、内部の損傷が直ったとは限らないため、原因が分かるまで通電を再開しないことが重要です。

子ブレーカーで漏電している回路を探す

危険な症状がない場合は、分電盤に並ぶ子ブレーカーを使って、異常が起きている回路を絞り込めます。

子ブレーカーは部屋や設備ごとに電気を分けているため、順番に操作すると漏電の可能性がある範囲を確認できます。

作業前に各スイッチの位置をスマートフォンで撮影しておくと、元の状態を把握しやすくなります。

子ブレーカーをすべて切る

最初に家電の電源を切り、分電盤にある子ブレーカーをすべて「切」の位置へ動かします。

子ブレーカーは、分電盤によって「安全ブレーカー」や「配線用遮断器」と表示されている場合があります。

冷蔵庫や照明なども停止するため、暗い場所では懐中電灯を用意し、足元の安全を確保しておきましょう。

分電盤の名称が分からない場合や、スイッチが固く動かない場合は、無理に操作しないでください。

主幹ブレーカーや契約ブレーカーと取り違えないよう、表示を確認しながら落ち着いて作業することが大切です。

漏電ブレーカーを入れる

子ブレーカーをすべて切った状態で、落ちている漏電ブレーカーを一度「切」まで下げてから「入」にします。

製品によっては、つまみが中間で止まるため、いったん下まで動かさないと復旧できない場合があります。

この段階で漏電ブレーカーが再び落ちるときは、分電盤や漏電ブレーカー自体に問題がある可能性もあります。

何度も入れ直さず、そのまま操作を中止して電気工事業者へ点検を依頼してください。

漏電ブレーカーが入った状態を保てる場合は、次の手順で各回路を確認します。

子ブレーカーを一つずつ入れる

漏電ブレーカーが入ったら、子ブレーカーを一つずつ順番に「入」へ戻します。

一つ操作するたびに少し様子を見て、漏電ブレーカーが落ちないことを確認してから次へ進んでください。

特定の子ブレーカーを入れた直後に漏電ブレーカーが落ちた場合は、その回路で漏電している可能性があります。

該当する子ブレーカーだけを「切」に戻し、ほかの回路を復旧できる場合もありますが、異常のある回路は使用しないでください。

分電盤に回路名が書かれていれば記録し、どの操作で落ちたかを電気工事業者へ伝えると調査が進みやすくなります。

家電から漏電の原因を探す

異常のある回路を絞り込めたら、その回路につながっている家電を確認します。

原因調査は安全にプラグを抜き差しでき、焦げや水濡れなどの異常が見られない場合に限って行ってください。

壁の中の配線や固定された設備は自分で調べず、電気工事業者に任せる必要があります。

対象回路のプラグをすべて抜く

該当する部屋や設備を確認し、その回路につながっている家電のプラグをすべてコンセントから抜きます。

電源スイッチを切るだけでは内部の一部に電気が流れる製品もあるため、可能なものはプラグまで外してください。

コードではなくプラグ本体を持って抜き、変色やひび割れ、溶けた跡がないかも目で確認します。

プラグやコンセントが熱い、焦げている、水に濡れているといった場合は、触れずに作業を中止しましょう。

エアコンや照明など配線が直接接続されている設備は無理に外さず、専門業者へ確認を依頼してください。

家電を一台ずつつなぐ

すべてのプラグを抜いた状態で対象の子ブレーカーを入れ、漏電ブレーカーが落ちないことを確認します。

問題がなければ、家電のプラグを一台ずつ差し込み、必要に応じて電源を入れて様子を見てください。

複数の家電を同時につなぐと、どの機器で異常が起きたのか判断しにくくなります。

プラグを差した直後だけでなく、運転を始めたときに漏電する家電もあるため、一台ごとに動作を確認しましょう。

確認中に異音や焦げ臭、煙などが発生した場合は、それ以上操作せず、安全を確保して専門業者へ連絡してください。

異常が出た家電の使用をやめる

特定の家電をつないだときに漏電ブレーカーが落ちた場合は、その機器が原因になっている可能性があります。

再現するか確かめるために何度も電源を入れると、内部の損傷が悪化し、発熱や感電につながるおそれがあります。

安全に抜ける状態であればプラグを外し、ほかの人が誤って使わないようにして保管してください。

自分で分解したりコードを補修したりせず、メーカーや販売店、修理業者へ点検を依頼します。

家電をすべて外してもブレーカーが落ちる場合は、コンセントや屋内配線に問題がある可能性があるため、電気工事業者による漏電調査が必要です。

漏電の原因が分からないときの確認場所

壁の中にある配線

家電のプラグをすべて抜いても症状が続く場合は、壁や天井の内部にある配線で異常が起きている可能性があります。

電線の被覆は、経年劣化や熱、湿気、過去の工事による損傷などによって絶縁性能が低下することがあります。

ネズミなどの害獣にかじられた配線や、接続部分が緩んだ箇所から電気が漏れるケースもあり、室内から目で確認するのは困難です。

特定の部屋の子ブレーカーを入れたときだけ漏電ブレーカーが落ちる場合は、その回路につながる配線やコンセントが調査対象になります。

壁を開けたりコンセントを分解したりする作業は危険なため、絶縁抵抗計などの測定器を扱える電気工事業者へ依頼してください。

屋外にあるコンセント

外壁や庭、ベランダに設置されたコンセントは、雨水や結露、砂ぼこりの影響を受けやすい場所です。

防水カバーが割れていたり、プラグを差したまま隙間ができていたりすると、内部へ水分が入り込む可能性があります。

雨の日や雨上がりに限って漏電ブレーカーが落ちる場合は、屋外のコンセントや照明、給湯設備なども確認対象になります。

ただし、濡れている設備に触れたり、カバーを外して内部を乾かそうとしたりすると感電のおそれがあります。

外側から破損や変色の有無を確認する程度にとどめ、水濡れが疑われる場合は該当回路を使用せず、専門業者へ点検を依頼しましょう。

水回りで使っている家電

洗濯機や食器洗い乾燥機、温水洗浄便座などは、水分や湿気の影響を受けやすく、漏電の原因になりやすい機器です。

本体内部へ水が入り込んだり、ホースから漏れた水が電源部分へかかったりすると、絶縁性能が低下することがあります。

家電の周囲が濡れている、金属部分に触れると刺激を感じる、運転時だけブレーカーが落ちるといった症状には注意が必要です。

アース線が外れていても、それだけで漏電が発生するわけではありませんが、万一電気が漏れた際の感電リスクが高まります。

水分を拭き取れば使えると判断せず、安全にプラグを抜ける場合は使用を止め、家電の修理業者や電気工事業者へ相談してください。

古くなった漏電ブレーカー

家電や配線に問題が見つからない場合は、漏電ブレーカー自体が劣化している可能性も考えられます。

内部の部品は長期間の使用によって摩耗し、漏電が起きていないのに作動したり、反対に必要なときに正常に動かなかったりすることがあります。

スイッチが固い、異音がする、焦げや変色がある、復旧操作をしても保持できないといった状態は点検が必要なサインです。

テストボタンが設けられている製品もありますが、操作方法は機種によって異なるため、分電盤の表示や取扱説明書を確認してください。

漏電ブレーカーの交換には専門的な知識と資格が必要となるため、自分で分解せず、電気工事業者に動作確認と交換の要否を判断してもらいましょう。

漏電を自分で調べないほうがよい状態

煙が出ている

分電盤やコンセント、家電から煙が出ている場合は、内部で発熱や焼損が進んでいるおそれがあります。

原因を確かめようとして近づいたり、煙の出ている機器へ触れたりすると、感電ややけどにつながる危険があります。

安全に移動できる状況であれば、その場から離れ、火災の可能性があるときは速やかに消防へ連絡してください。

煙が止まったあとも内部の異常が解消したとは限らないため、ブレーカーを入れ直したり、家電を再使用したりしてはいけません。

周囲の安全を確保したうえで、電気工事業者に発生場所や状況を伝え、点検を依頼する必要があります。

火花が見える

コンセントやプラグ、分電盤の周辺で火花が見える状態は、接触不良や断線、ショートなどが起きている可能性があります。

小さな火花でも、近くのホコリや可燃物へ燃え移れば火災につながるおそれがあるため、軽視できません。

火花が出た箇所へ手を伸ばしたり、プラグを無理に抜いたりすると、感電ややけどを負う危険があります。

安全に操作できない場合は何も触れずに離れ、必要に応じて消防や電気工事業者へ連絡してください。

一度だけの現象に見えても、内部に損傷が残っていることがあるため、点検が終わるまでは使用を再開しないことが大切です。

強い焦げ臭が続いている

焦げたにおいが消えずに続く場合は、配線や接続部分、電気機器の内部が高温になっている可能性があります。

においの発生源を探すために顔を近づけたり、分電盤のカバーを開けたりする行為は避けてください。

壁の中で発熱しているケースでは、表面に煙や変色が見られなくても、内部で損傷が進んでいることがあります。

コンセントや家電が熱を持っている場合も触れず、周囲に燃えやすい物があれば安全を確保できる範囲で距離を取りましょう。

においが弱まっても通電は再開せず、電気工事業者による点検を受けることが必要です。

ブレーカーを入れてもすぐに落ちる

復旧操作をしてもすぐに遮断される場合は、回路内に漏電や短絡などの異常が残っている可能性があります。

何度も入れ直すと、問題のある配線や機器へ繰り返し電気が流れ、発熱や損傷を悪化させるおそれがあります。

子ブレーカーをすべて切った状態でも漏電ブレーカーが保持できないときは、分電盤や主幹部分の不具合も考えられます。

この状態では自分で原因を切り分けようとせず、ブレーカーを切ったまま電気工事業者へ連絡してください。

どの操作をしたときに落ちたか、雨天時かどうか、焦げ臭などの症状があったかを伝えると、調査が進みやすくなります。

電気工事業者へ依頼する目安

漏電している回路を特定できない

子ブレーカーを順番に操作しても異常のある回路が分からない場合は、自分での確認を続けず、専門業者へ調査を依頼してください。

複数の回路で症状が出るケースや、分電盤の表示と実際の配線が一致していない住宅では、原因の切り分けが難しくなります。

電気工事業者は、絶縁抵抗計などの測定器を使い、配線や設備ごとの電気の漏れを確認できます。

調査前には、ブレーカーが落ちた時間や使用していた家電、天候、異臭の有無を伝えると、原因を絞り込みやすくなります。

判断できないまま通電を繰り返すよりも、早めに点検を受けることが感電や火災の予防につながります。

家電を外しても症状が直らない

対象回路につながる家電のプラグをすべて抜いても漏電ブレーカーが落ちる場合は、コンセントや屋内配線に問題がある可能性があります。

照明やエアコン、給湯設備など、配線が直接接続されている機器が原因になっているケースも考えられます。

壁の中の電線やコンセント内部を確認するには、分解や測定が必要になるため、一般の方が行うのは危険です。

異常のある回路は切ったままにし、ほかの回路を使用できる場合でも、焦げ臭や発熱がないか注意してください。

家電を外した状態やブレーカーの作動状況を業者へ伝えると、点検箇所を絞り込みやすくなります。

雨の日だけ漏電が起こる

降雨時や雨上がりに限ってブレーカーが落ちる場合は、屋外設備や建物内部への水分の侵入が疑われます。

屋外コンセント、防犯灯、給湯器、エアコンの室外機などは、雨や結露の影響を受けやすい箇所です。

屋根や外壁から入った雨水が壁の中の配線へ達していると、表面が乾いても内部に湿気が残ることがあります。

濡れた設備へ触れたり、自分でカバーを外して乾燥させたりせず、発生した天候と時間帯を記録しておきましょう。

電気設備の修理だけでなく、雨漏りや防水部分の補修が必要になることもあるため、早めの調査が大切です。

同じ漏電が何度も起こる

一度復旧しても同じ回路で繰り返し異常が出る場合は、原因が解消されていない可能性があります。

一時的に症状が収まるのは、湿気が乾いたり、家電の動作条件が変わったりしたためで、自然に直ったとは限りません。

発生を重ねるうちに配線や機器の損傷が進み、感電や発火の危険が高まるおそれがあります。

いつ、どの家電を使用していたときに起きたかを記録し、過去に修理や交換をした箇所があれば業者へ伝えてください。

同じ症状を繰り返す場合は、応急的な復旧ではなく、原因箇所の修理や設備の交換まで含めて相談する必要があります。

漏電を防ぐためにできる3つの対策

電源コードの傷みを定期的に確認する

日頃からコードやプラグの状態を確認しておくと、被覆の破損や異常発熱に早く気づきやすくなります。

家具の下敷きになっている部分や、壁との間で強く曲がっている箇所、プラグの根元はとくに傷みやすいため注意が必要です。

ひび割れや変色、溶けた跡、触れたときの熱が見られる場合は、そのまま使い続けないでください。

コードを束ねたまま使用したり、無理に引っ張ってプラグを抜いたりすると、内部の電線が損傷する原因になります。

傷んだ部分をテープで補修するだけでは安全を確保できないため、家電の使用を止め、コードの交換や修理を依頼しましょう。

水回りに湿気をためない

洗面所や台所、脱衣所などは水分や結露が発生しやすく、電気設備の絶縁性能に影響を与えることがあります。

換気扇や窓を使って空気を入れ替え、家電やコンセントの周辺に水滴が残らないようにすることが大切です。

洗濯機の給排水ホースや食器洗い乾燥機の接続部分から水が漏れていないかも定期的に確認してください。

濡れた手でプラグを扱わず、コンセントの近くへ水をかけたり、湿った物を置いたりしないようにしましょう。

アースが必要な家電は取扱説明書に従って正しく接続し、外れや破損が見られる場合は専門業者へ点検を依頼してください。

屋外コンセントへの浸水を防ぐ

外壁や庭にあるコンセントは雨風にさらされるため、防水カバーや周辺設備の状態を定期的に確認する必要があります。

カバーの割れや変形、パッキンの劣化、差し込み口の変色が見られると、水分が内部へ入り込む可能性があります。

使用していないときはプラグを抜き、差し込み口を開いたままにせず、屋外用として適した製品を使いましょう。

延長コードを地面へ放置したり、接続部分を簡単な袋やテープで覆ったりしても、十分な防水対策にはなりません。

雨の日にブレーカーが落ちる、コンセント周辺が濡れているといった場合は使用を中止し、電気工事業者へ点検を依頼してください。

まとめ

漏電ブレーカーが落ちたときは、慌てて何度も入れ直すよりも、まず周囲の様子を確認することが大切です。

煙や火花、焦げたにおい、水濡れがある場合は無理に触れず、危険から離れることを優先してください。

目立った異常がなければ、子ブレーカーや家電を一つずつ確認することで、原因となる場所を少しずつ絞り込めます。

ただし、壁の中の配線や濡れた電気設備まで自分で調べる必要はありません。

できる範囲だけを落ち着いて確認し、分からない部分は電気工事業者へ任せれば、安全を保ちながら対処できます。

普段からコードやコンセントの状態にも目を配り、異常を見つけたら早めに使用を止めることが、感電や火災を防ぐことにつながります。

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    この記事を書いた会社

    株式会社 SANZE

    株式会社 SANZE

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