店舗の電気容量が足りない原因は?ブレーカーが落ちる理由と対処法・工事費用を解説

2026/07/16

店舗の電気容量が足りない原因は?ブレーカーが落ちる理由と対処法・工事費用を解説

営業中にブレーカーが落ちてしまうと、照明やレジ、厨房機器が止まり、接客や作業を中断しなければなりません。

電源を入れ直して営業を再開できても、何度も繰り返すようであれば、そのまま使い続けるのは危険です。

原因として考えられるのは、店舗の電気容量不足だけではありません。

複数の機器を同時に使ったことで一つの回路に負荷が集中していたり、建物側の電気設備に余裕がなかったりすることもあります。

必要な対策は原因によって異なるため、まずはブレーカーが落ちる状況を確認することが大切です。

この記事では、主な原因と確認方法をはじめ、必要な工事、費用の目安、工事前に確認したい点まで分かりやすく紹介します。

店舗の電気容量が足りないときに起こる症状

ブレーカーが何度も落ちる

営業中にブレーカーが繰り返し落ちる場合は、同じ時間帯に使用している電気機器の負荷が回路や契約容量の上限を超えている可能性があります。

特に、エアコンや電子レンジ、電気調理器、冷蔵庫など、消費電力の大きい設備を同時に稼働させる店舗では起こりやすい症状です。

店舗全体の電源が切れるときは主幹ブレーカー、一部の照明やコンセントだけが使えなくなるときは分岐ブレーカーが作動していると考えられます。

どのブレーカーが落ちたかを確認すると、契約アンペアの不足なのか、特定の回路に負荷が集中しているのかを見分けやすくなります。

ただし、使用量を減らしても落ちる場合や、焦げたにおい、異音、分電盤の発熱がある場合は、配線の劣化や機器の故障も疑われます。

ブレーカーを何度も入れ直して営業を続けると、配線や電気設備に負担がかかるため、使用中の機器を停止して電気工事店へ点検を依頼することが大切です。

電気機器を同時に使えない

複数の設備を動かした途端に電源が切れる場合は、一つの回路へ電力の使用が集中している可能性があります。

例えば、厨房機器と電子レンジを同じコンセント回路で使ったときや、エアコンと暖房器具を同時に稼働させたときに症状が出るケースがあります。

家庭用の延長コードや電源タップで接続口を増やしても、回路自体の容量は増えないため、根本的な対策にはなりません。

むしろ、消費電力の大きい機器を一つの電源へまとめると、コードやコンセントが発熱し、故障や火災につながるリスクが高まります。

使用する時間をずらせば一時的に営業できることもありますが、業務効率が落ちるうえ、必要な設備を安定して稼働させられません。

機器ごとの消費電力と接続されている回路を確認し、負荷が偏っている場合は専用回路の増設や配線の見直しを検討する必要があります。

新しい設備を設置できない

新しい空調設備や厨房機器を導入したくても、既存の電気設備では必要な電力を確保できないことがあります。

業務用エアコンや大型冷蔵庫、電気オーブンなどは消費電力が大きく、専用回路や三相電源が必要になる場合もあります。

設置場所にコンセントがあっても、電圧や回路容量、配線の太さが機器の仕様に合っていなければ、そのまま接続することはできません。

無理に使用するとブレーカーが落ちるだけでなく、機器が正常に動かない、配線が発熱するなどのトラブルにつながります。

また、建物全体の受電容量に余裕がないテナントでは、店舗内の分電盤や回路を増やすだけでは対応できないケースもあります。

設備を購入してから設置できないと判明すると、計画変更や追加工事が必要になるため、導入前に機器の電圧、消費電力、必要な電源方式を確認しておくことが重要です。

判断が難しい場合は、機器の仕様書を電気工事店に提示し、現在の電気容量で使用できるか事前に調べてもらうと安心です。

店舗の電気容量が足りなくなる原因

契約アンペアが不足している

店舗全体で使える電気の上限が小さいと、複数の機器を同時に動かした際に主幹ブレーカーが落ちやすくなります。

契約アンペアは、電力会社との契約で定められた使用可能な電流の目安であり、数値が小さいほど一度に使える電気も限られます。

開業後にエアコンや厨房機器を追加した場合、当初の契約内容では必要な容量をまかなえなくなることがあります。

特に、季節によって空調の使用量が増える店舗では、夏や冬だけブレーカーが落ちるケースも少なくありません。

主幹ブレーカーの表示や電気料金の明細を確認し、現在の契約内容と営業中の使用量が合っているかを調べる必要があります。

ただし、契約アンペアを増やせば必ず解決するとは限らないため、回路の数や建物側の設備も含めて判断することが大切です。

電気の使用量が多すぎる

契約容量に問題がなくても、営業中に使う機器の合計消費電力が大きければ、電気容量不足が起こる可能性があります。

飲食店では冷蔵庫や製氷機、電子レンジ、電気調理器、空調などが長時間稼働するため、使用量が集中しやすい傾向があります。

美容室や事務所でも、ドライヤーや給湯設備、複数のパソコンを同時に使うことで負荷が高まる場合があります。

機器の消費電力は本体や取扱説明書にワットやキロワットで記載されており、同時に使う設備の数値を合計するとおおよその負荷を把握できます。

常時稼働する機器だけでなく、営業中の特定の時間帯に使う設備も含めて計算することが重要です。

使用量が上限に近い場合は、機器を使う時間をずらすか、必要な電気容量を増やす対応を検討します。

コンセントの回路が足りない

店舗全体の電気容量に余裕があっても、特定のコンセント回路へ負荷が集中すると分岐ブレーカーが落ちます。

一つの回路には使える電流の上限があり、接続口を増やしても回路自体の容量は変わりません。

複数の厨房機器や暖房器具を同じ電源タップにつなぐと、回路や配線に過大な負担がかかるおそれがあります。

一部のコンセントだけ使えなくなる場合や、特定の機器を動かしたときだけブレーカーが落ちる場合は、回路不足が疑われます。

分電盤のどのブレーカーがどの場所につながっているかを確認すると、負荷の偏りを見つけやすくなります。

消費電力の大きい設備には専用回路を設け、ほかの機器と電源を分けることが安定した店舗運営につながります。

建物全体の電気容量が小さい

テナント内の設備を見直しても改善しない場合は、建物へ供給できる電力そのものが不足している可能性があります。

築年数の古い物件や小規模な建物では、現在の店舗設備を想定した受電容量が確保されていないことがあります。

複数のテナントが入る建物では、ほかの店舗の使用状況によって増やせる容量が限られるケースもあります。

この場合、契約変更や店舗内の分電盤交換だけでは対応できず、幹線や受電設備の増強が必要になることがあります。

工事の範囲が共用部分に及ぶと、物件オーナーや管理会社、電力会社との調整も欠かせません。

費用や工期が大きくなる可能性があるため、まずは電気工事店に現地調査を依頼し、建物全体で増設できる容量を確認することが重要です。

店舗の電気容量を調べる方法

電気料金の明細を確認する

現在の契約内容を知るには、電力会社から届く請求書やWeb明細を確認する方法があります。

明細には、契約アンペアや契約電力、料金プランなどが記載されていることが一般的です。

低圧電力や動力を契約している店舗では、照明やコンセント用の電気とは別に契約内容が表示される場合もあります。

ただし、明細だけでは回路ごとの負荷や建物側の設備状況までは分かりません。

契約内容が分からないときは、電力会社へ問い合わせる際に契約番号や店舗住所を準備しておくと確認が進みやすくなります。

まずは現在の上限を把握し、実際の使用状況と合っているかを確かめることが大切です。

分電盤の表示を確認する

分電盤を見ると、主幹ブレーカーの容量や回路の数を確認できます。

主幹ブレーカーにはアンペア数が表示されており、店舗全体で使える電流の目安を把握する材料になります。

分岐ブレーカーには、照明、空調、厨房、コンセントなど、接続先が記載されていることがあります。

どの機器を使ったときに、どのブレーカーが落ちるかを記録すると、負荷が集中している回路を見つけやすくなります。

表示が消えている場合や、実際の配線と記載内容が異なる場合もあるため、見た目だけで断定するのは避けましょう。

分電盤の内部には触れず、確認しにくい部分は電気工事店に調査してもらう必要があります。

電気機器の消費電力を確認する

営業中に使う機器の消費電力を整理すると、どの時間帯に負荷が高まるかを把握できます。

消費電力は、本体の銘板や取扱説明書にワットやキロワットで記載されていることが一般的です。

冷蔵庫や照明など常時使う設備に加え、電子レンジや空調など同時に動かす機器も含めて確認します。

単純な合計値だけでなく、開店準備中や昼の混雑時など、最も多くの機器が稼働する場面を想定することが重要です。

機器によっては起動時に一時的に大きな電力を必要とするため、定格消費電力だけでは判断しにくい場合があります。

設備の一覧と使用時間をまとめておくと、工事内容を相談する際にも役立ちます。

電気工事店に点検を依頼する

原因を正確に見分けるには、電気工事店による現地点検が有効です。

点検では、契約容量だけでなく、回路ごとの電流、配線の状態、分電盤の容量などを確認します。

建物側の幹線や受電設備に余裕があるかも調べられるため、必要な工事を絞り込みやすくなります。

依頼時には、ブレーカーが落ちる時間帯、使用していた機器、落ちたブレーカーの場所を伝えると状況を共有しやすくなります。

新しく導入する予定の設備がある場合は、仕様書や消費電力が分かる資料も用意しておきましょう。

自己判断で契約変更や機器の追加を進めるより、店舗全体の電気設備を確認したうえで対策を決める方が安全です。

店舗の電気容量不足を解消する方法

契約アンペアを増やす

店舗全体の使用電力が契約上限を超えている場合は、契約アンペアや契約電力の変更が有効です。

電力会社へ申し込むだけで変更できるケースもありますが、分電盤や引込線の容量によっては電気工事が必要になります。

現在より大きな契約へ変更しても、特定の回路に負荷が集中している場合は、分岐ブレーカーが落ちる症状を解消できません。

使用している機器の消費電力と同時稼働の状況を整理し、店舗全体の容量不足か回路不足かを見分けることが大切です。

基本料金が上がる可能性もあるため、必要以上に大きな契約を選ばず、余裕を含めた適切な容量を電気工事店へ相談しましょう。

専用回路を増設する

特定の設備を使用したときだけブレーカーが落ちる場合は、その機器専用の回路を設ける方法があります。

業務用エアコンや電子レンジ、厨房機器などは消費電力が大きく、ほかの設備と回路を分けることで負荷を分散できます。

増設工事では、分電盤から使用場所まで新しい配線を通し、必要に応じて専用コンセントを設置します。

ただし、分電盤に空きがない場合や、店舗全体の容量に余裕がない場合は、専用回路だけを増やしても使用できません。

配線距離や壁内の構造によって工事内容が変わるため、設置予定の機器と場所を伝えて現地調査を依頼する必要があります。

分電盤を交換する

回路を追加する余地がない場合や、既存設備が古い場合は、分電盤の交換が必要になることがあります。

新しい分電盤へ交換すると、必要な回路数を確保しやすくなり、厨房、空調、照明などを用途別に分けられます。

一方で、分電盤を大きくするだけでは、建物から店舗へ電気を送る幹線の容量まで増えるわけではありません。

配線や主幹ブレーカーが新しい容量に対応できるかを確認し、必要であれば周辺設備も併せて改修します。

停電を伴う工事になることが多いため、営業時間外に施工できるか、休業が必要かも事前に確認しておきましょう。

受電設備を増強する

店舗内の工事だけでは容量を確保できない場合は、建物側の受電設備や幹線を増強する対応が必要です。

大型の厨房機器や空調設備を複数導入する店舗では、電力の使用規模によって受電方式の見直しが求められることもあります。

工事範囲が共用部分や建物全体に及ぶと、物件オーナーや管理会社、電力会社との調整が欠かせません。

設備の設置場所や建物の構造によっては、工期が長くなり、費用も高額になる可能性があります。

まずは現在の受電容量と増強できる範囲を調査し、店舗の営業計画に合った方法を検討することが重要です。

電気機器を使う時間をずらす

すぐに工事を行えない場合は、消費電力の大きい機器を同時に使わないことで負荷を抑えられます。

例えば、電気調理器の稼働中は食器洗浄機を止めるなど、使用時間を分けるとブレーカーが落ちにくくなります。

常時稼働する冷蔵庫や照明を除き、時間を調整できる機器を洗い出すと対策を立てやすくなります。

ただし、この方法は一時的な対処であり、業務の流れが複雑になったり、営業時間中の作業効率が落ちたりすることがあります。

店舗運営に支障が出る場合は、使用状況を記録したうえで、契約変更や回路増設などの根本的な対策を検討しましょう。

店舗の電気容量を増やす工事費用

契約アンペアを増やす費用

契約内容の変更だけで対応できる場合は、電力会社によるブレーカー交換などが無償になることもあります。

一方、店舗側の幹線や分電盤が希望する容量に対応していなければ、数万円から数十万円程度の電気工事が必要です。

主幹ブレーカーの交換だけで済むケースと、引込線や幹線の張り替えまで行うケースでは、費用に大きな差が生じます。

契約容量を増やすと毎月の基本料金が上がる可能性もあるため、工事費だけでなく変更後の電気料金も確認しましょう。

電力会社へ申し込む前に現地調査を受け、必要な容量と工事範囲を明確にすることが重要です。

専用回路を増設する費用

消費電力の大きい機器へ専用回路を設ける工事は、1回路あたり2万円から数万円程度が一つの目安です。

分電盤から設置場所までの距離が長い場合や、壁の内部に配線を通す場合は追加費用がかかります。

200ボルトの電源や屋外用コンセントを新設するときは、配線や防水処理の内容によって金額が高くなることもあります。

分電盤に空きがなければ、回路増設と併せて分電盤の交換や増設が必要です。

見積もりでは、回路数、配線距離、コンセントの種類、電圧切り替えの費用が含まれているかを確認しましょう。

分電盤を交換する費用

小規模な店舗で一般的な分電盤へ交換する場合は、数万円から十数万円程度が目安になります。

回路数が多い業務用の分電盤や、主幹ブレーカー、配線の改修を伴う工事では、さらに費用がかかる可能性があります。

古い分電盤を撤去した際に配線の劣化が見つかると、補修や引き直しの費用も追加されます。

店舗では住宅より多くの設備を使用するため、家庭用の交換相場をそのまま当てはめることはできません。

本体代と施工費だけでなく、既存設備の撤去、回路の追加、停電作業などを含めた総額で比較することが大切です。

受電設備を増強する費用

建物側の幹線や受電設備まで改修する場合は、数十万円から数百万円以上の費用がかかることがあります。

高圧電力を受けるキュービクルの新設や交換が必要になると、設備の容量によっては数百万円規模になるケースもあります。

変圧器や高圧ケーブルの交換、基礎工事、クレーン作業などが加わると、費用はさらに増加します。

共用設備に関わる工事では、店舗だけで判断できないため、物件オーナーや管理会社との費用負担の確認も必要です。

工事条件による差が非常に大きいため、現地調査を受け、設備費、申請費、施工費、付帯工事費が分かる見積もりを取得しましょう。

電気容量を増やす前に確認すること

物件オーナーから許可を得る

賃貸店舗で電気工事を行う場合は、着工前に物件オーナーの承諾を得る必要があります。

分電盤の交換や幹線の改修、壁や天井への配線工事は、建物の設備や内装に影響するためです。

許可を得ずに施工すると、原状回復を求められたり、契約上のトラブルに発展したりするおそれがあります。

工事内容が分かる見積書や図面を用意し、変更する設備と施工範囲を具体的に説明しましょう。

退去時に増設した設備を撤去するのか、そのまま残せるのかも書面で確認しておくと安心です。

共用部分や建物全体の電気設備に関わる工事ほど、早い段階で相談することが重要になります。

管理会社に工事条件を確認する

オーナーの承諾とは別に、管理会社が定める工事条件も確認しておきましょう。

建物によっては、作業できる曜日や時間帯、搬入経路、指定業者などが決められている場合があります。

停電がほかのテナントや共用設備へ影響する工事では、事前告知や作業日時の調整が必要です。

施工業者の資格証明や工事届、保険加入を示す書類の提出を求められるケースもあります。

条件を確認せずに日程を決めると、工事の延期や追加費用が発生しかねません。

見積もりを依頼する前に管理会社へ連絡し、必要な手続きと禁止事項を整理しておくと進行がスムーズです。

休業が必要か確認する

工事中に停電が発生する場合は、店舗を営業できない時間が生じる可能性があります。

分電盤の交換や主幹ブレーカーの改修では、照明や空調、レジ、冷蔵庫などが一時的に使えなくなります。

飲食店では、冷蔵・冷凍設備の停止時間によって食材の管理方法も検討しなければなりません。

営業時間外や定休日に施工できれば影響を抑えられますが、夜間や休日の作業には割増料金がかかることがあります。

工事業者には停電の範囲と予定時間を確認し、準備や復旧確認にかかる時間も含めて営業計画を立てましょう。

必要に応じて臨時休業を早めに告知し、予約や仕入れの予定も調整することが大切です。

見積もりの工事範囲を確認する

見積金額を比べるときは、総額だけでなく、どこまでの作業が含まれているかを確認してください。

同じ電気容量の増設でも、ブレーカー交換だけの場合と、配線や分電盤まで改修する場合では内容が異なります。

機器本体、配線工事、申請手続き、撤去処分、内装の補修などが別料金になっていることもあります。

追加工事が発生する条件や、施工後の保証、動作確認の範囲も事前に聞いておきましょう。

複数の業者へ依頼する場合は、同じ条件を伝えて見積もりを取得すると比較しやすくなります。

工事内容と費用の内訳に不明点を残さず、店舗の設備計画に合った提案かを確かめてから依頼することが重要です。

店舗の電気容量不足を防ぐ方法

導入する設備の消費電力を調べる

新しい設備を選ぶときは、価格や機能だけでなく、必要な電源と消費電力も確認しておくことが大切です。

機器の本体やカタログには、ワットやキロワット、電圧、単相・三相といった電気の仕様が記載されています。

同じ種類の厨房機器や空調設備でも、機種によって使用する電力は大きく異なる場合があります。

設置予定の場所に適したコンセントや専用回路がなければ、購入後に追加工事が必要になるかもしれません。

複数の設備を導入するときは、個別の数値だけでなく、同時に稼働させた場合の合計も把握しておきましょう。

仕様の見方が分からない場合は、機器の型番や資料を電気工事店へ共有すると、設置できるか判断してもらいやすくなります。

営業中の最大使用電力を計算する

普段の平均的な使用量ではなく、最も多くの電気機器が動く時間帯を想定することが重要です。

飲食店であれば、空調や照明に加え、電子レンジ、電気調理器、冷蔵庫などが重なる時間を確認します。

機器ごとの消費電力を合計すると、営業中に必要となる電力のおおよその目安を把握できます。

ただし、モーターを使用する冷蔵庫や空調設備は、起動時に一時的な負荷が大きくなることがあります。

計算上の数値が契約容量の上限に近いと、機器の追加や気温の変化によってブレーカーが落ちる可能性があります。

余裕を持った容量を確保するためにも、使用する設備と稼働時間を一覧にして専門家へ確認してもらいましょう。

将来必要になる電気容量を見込む

現在の設備だけに合わせて容量を決めると、店舗の拡張や機器の追加時に再工事が必要になることがあります。

席数の増加、厨房設備の入れ替え、空調の追加など、将来的に予定している変更も考慮しておきましょう。

開業時には十分でも、売上や来店数が増えるにつれて冷蔵庫やパソコンなどの台数が増えるケースがあります。

必要以上に大きな契約は電気料金の負担につながりますが、余裕が少なすぎる設計も安定した営業には適しません。

どの程度の容量を確保するかは、業種や店舗規模、今後の事業計画によって異なります。

数年先の設備計画まで電気工事店へ伝え、追加工事を抑えられる配線や分電盤の構成を検討することが有効です。

開業前に電気工事店へ相談する

物件を契約する前や内装工事を始める前に電気設備を確認すると、容量不足による計画変更を防ぎやすくなります。

現地調査では、契約容量、分電盤の回路数、配線、電圧、建物側の受電設備などを確認してもらえます。

導入予定の機器一覧や店舗レイアウトがあれば、必要なコンセントの位置や専用回路の数も検討できます。

特に、消費電力の大きい厨房機器や業務用エアコンを使う場合は、物件選びの段階から確認が必要です。

入居後に建物全体の容量不足が分かると、大がかりな工事や設備の変更が必要になる可能性があります。

開業後のトラブルを避けるためにも、内装業者だけで判断せず、電気工事の専門家を交えて計画を進めることが大切です。

まとめ

店舗でブレーカーが何度も落ちるときは、最初にどの機器を使っていたか、どのブレーカーが作動したかを確認しましょう。

店舗全体の電源が切れる場合は契約容量の不足、一部だけ切れる場合は特定の回路への負荷集中が考えられます。

電気料金の明細や分電盤、機器の消費電力も確認すると、原因をさらに絞り込めます。

原因が分かったら、契約アンペアの変更や専用回路の増設、分電盤の交換など、必要な工事を検討してください。

建物側の設備に工事が及ぶ場合もあるため、賃貸店舗ではオーナーや管理会社への事前確認も必要です。

焦げたにおいや異音、発熱があるときは使用を止め、早めに電気工事店へ点検を依頼しましょう。

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    この記事を書いた会社

    株式会社 SANZE

    株式会社 SANZE

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